歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第6回研修会を開催しました。
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令和7年10月12日午前10時より、福岡歯科大学レストランTOMATOにて就職ガイダンスを実施しました。センター登録者のうち4名が参加されました。ガイダンスではそれぞれ2件ずつ事業所からの説明を受けると同時に、勤務条件や福利厚生などの支援体制について積極的に質問を行う姿から求人者と求職者のマッチングが上手くいき、復職に繋がってくれる出会いを提供できたのであれば幸いです。
午後からは、福岡医療短期大学5階503マネキン実習室にて、令和7年度第6回研修会を開催しました。参加者は38名(復職支援13名、新人支援7名、スキルアップ18名)で、今回は、「ライフステージに応じた食生活支援と栄養指導の要点~妊産婦期から高齢期までの食生活の特徴と課題~」をテーマに、福岡医療短期大学講師で管理栄養士の中園栄里先生より各ライフステージにおける食生活の特徴と栄養指導の要点について、科学的根拠と具体的事例を交えて分かりやすくご講演いただきました。
乳・幼児期の離乳食支援、学童期・青年期の朝食欠食の影響、嚥下機能が低下した方への嚥下食の工夫など、幅広い年代に対応した栄養支援の視点が示され、これからの歯科衛生士に不可欠な栄養指導を含めた生活指導に直結する内容であるとともに、多職種連携力を高める有意義な研修となりました。特に妊産婦に対しては次世代を見据えた指導であること、成人期では肥満症や糖尿病患者への指導ポイントや食事療法について、具体的なレシピを提示しながらの説明があり、臨床現場で直面する課題に直結する内容として参加者の関心も高く、活発な質疑応答が行われました。
受講後のアンケートからは、「非常に分かりやすく、臨床にすぐ活かせる」「家族の健康管理に役立つ」内容だったとの声が多く寄せられました。
今後も、歯科衛生士の専門性を高めるとともに、現場で役立つ実践的な研修を継続的に提供してまいります。
2025.10.12(日)10:00~16:00