歯科医学と口腔保健学に造詣が深い専任教員による質の高い教育
3年間のカリキュラム3070時間のうち、約50%を基礎実習と臨床・臨地実習に充てる実践的な教育カリキュラムにより、科学的根拠に裏付けられた知識と技術、そして態度を習得していきます。
基礎実習
1年次前期から始まる基礎実習は、歯科医師および歯科衛生士の専任教員が共同して指導にあたります。マネキン実習による歯石除去、印象採得(歯型取り)、学生相互の実習による口腔内診査、ブラッシング指導、口腔内写真撮影、シーラント、フッ化物歯面塗布、PMTC(専門的歯面清掃)などを行い、臨床実習に備えます。 また、介護施設での口腔介護実習に必要な食事介助、生活介護、口腔リハビリ、口腔ケアについても学びます。
口腔介護実践教育
超高齢社会の現代では、最後まで自分の口で食べることのできる口腔機能の維持と口腔を清潔に保つ口腔ケアが必須です。高齢者の死因の第一位は肺炎ですが、口腔機能の維持と口腔ケアによってその40%が予防可能だといわれています。
本学科の口腔介護実践教育は、口腔のケアと生活の介護とを一体的に学ぶ特色あるプログラムで、文部科学省の特色ある大学教育にも選定されました。
本学では、2年次の口腔・全身介護論で食事介助や生活介護、口腔リハビリ、口腔ケアについて学び、"介護職員初任者研修修了資格”と本学認定の"口腔介護推進歯科衛生士"の資格を取得することができます。
臨床・臨地実習
3年次では、4月から12月にかけて、医科歯科総合病院の専門診療科【総合歯科・高齢者歯科、保存(むし歯)・歯周病科、補綴(入れ歯)科、口腔インプラント科、矯正歯科、口腔外科、小児歯科、障害者歯科(スペシャルニーズ歯科)、麻酔科、放射線診断科、口腔医療センター】を少人数グループで廻る臨床実習を行います。医科歯科総合病院の歯科医師ならびに本学卒業の歯科衛生士が実践的な指導を行っています。
また、介護老人保健施設サンシャインシティおよび特別養護老人ホームサンシャインプラザでは、要介護高齢者・障がい者に対応するための口腔介護の実践教育が行われています。
さらに2019年度から学外の開業歯科医院での実習が始まり、多くの場所で臨床経験をより深く実践できるようになりました。