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TOP新着情報センター歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第4回研修会を開催しました。

歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第4回研修会を開催しました。

歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第4回研修会を開催しました。

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令和7年8月31日、福岡医療短期大学新校舎5階503マネキン実習室にて、第4回歯科衛生士研修支援センター主催の研修会が開催されました。午前は講義、午後は演習という構成で、復職支援18名、新人支援23名、スキルアップ14名の計55名が参加しました。

講演1では、福岡歯科大学総合歯科学講座訪問歯科センターの今井裕子准教授による「口腔機能低下症の評価と介入法~現場でいかす歯科衛生士の役割~」というテーマでのご講演でした。高齢化が進む中で、日常の行動に関わる「口腔機能」が注目されていて、7つの評価項目(口腔衛生、乾燥、咬合力、舌や唇の動き、舌圧、咀嚼、嚥下)について、現場での見方や測定方法をわかりやすく紹介していただきました。さらに、歯科衛生士がすぐに実践できるケアの方法や、多職種との連携についても考えるきっかけになりました。

講演2では、福岡医療短期大学歯科衛生士研修支援センターの馬場篤子教授による「口腔機能発達不全症の評価と対応法~健口を育てる歯科衛生士の視点~」というテーマでのご講演でした。令和6年の歯科疾患実態調査で8020運動の達成率が61.5%に上昇したことを背景に、小児期からの口腔機能に対しての支援の重要性や、評価・訓練・保険算定対応など、歯科衛生士が現場で役立つ情報が共有されました。

午後の演習では、午前中の講義内容をもとに、実際の評価や訓練方法を体験しました。口腔機能精密検査として、オーラルフレイルの評価項目である口腔衛生状態(TCI)、口腔乾燥、咬合力、舌や唇の動き、舌圧、咀嚼、嚥下の評価、さらにRSSTやMWST、フードテストなどのスクリーニング法、そしてMFT(口腔筋機能療法)を使った訓練では、スポットの確認、スラープスワロー、ガムトレーニングなど、楽しく学べる内容が盛りだくさんでした。

参加者からは、「すぐに現場で使える内容だった」「評価と訓練の流れがよくわかった」「多職種連携の大切さを再確認できた」と大好評でした。

2025.8.31(日)10:00~16:00                                                

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