福岡医療短期大学

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TOP新着情報センター歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第3回研修会を開催しました。

歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第3回研修会を開催しました。

歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第3回研修会を開催しました。

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福岡医療短期大学歯科衛生士研修支援センターは、令和7年度研修プログラム第3回研修会を、講師に同短期大学歯科衛生学科講師の川㞍望先生と准教授の黒木まどか先生をお迎えし開催(参加者:復職支援12名、新人支援6名、スキルアップ11名)しました。

川㞍先生の講義では、歯周基本治療における歯肉縁上・縁下の歯石除去において、機械的スケーラーの有効性と安全な使用法について詳しく解説されました。また、ピエゾ式超音波スケーラーの原理やチップの種類、操作時の注意点、口腔外バキュームの必要性など臨床に直結する内容が盛り込まれました。実習では、実際に機械的スケーラーを用いてチップの装着・操作を行い、歯面への圧力や角度の調整、水量・出力設定の違いによる感触の変化を体験しました。また、フォーハンデッドデンティストリーの基本と応用を相互で行うことでチーム医療の重要性を再確認しました。

黒木先生の講義では、PMTCの科学的根拠と臨床的意義について、最新の研究データを 交えて紹介されました。PMTCがう蝕や歯周病予防、患者満足度向上に果たす役割、そして歯科衛生士の専門性が求められる理由について多角的な視点から解説されました。実習では、「エバチップ」「ラバーカップ」「ラバーポイント」「ブラシ」の4器具を用い、それぞれの構造や適応部位、操作方法、さらに、ペーストの選択や視野確保、ポジショニングの工夫についても具体的な指導がありました。

参加者からは、「歯垢染色剤のアレルギーについて初めて知った」「基本が学べて良かった」「チップの選び方が明確になった」「PMTCの器具の使い分けを実習で体感できた」など、実践的な学びに対する高い評価が寄せられ有意義な研修であったことが伺えました。

 

2025.7.13(日)10:00~17:00                                                

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