歯科衛生士研修支援センター令和7年度研修プログラム第2回研修会を開催しました。
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福岡医療短期大学歯科衛生士研修支援センターにて、令和7年度第2回研修会を開催しました。今回のテーマは「歯科衛生介入としての歯科予防処置」で、歯科衛生士の臨床力向上を目的とした実践的な内容となりました。
第一部では、福岡医療短期大学歯科衛生学科准教授・黒木まどか先生による「口腔内の情報収集EPPとBOPからスケーリング・ルートプレーニングまで」の講演と実習が行われました。歯周疾患の早期発見・進行抑制における歯科衛生士の役割の重要性を踏まえ、EPP(歯周ポケット検査)やBOP(プロービング時の出血)を通じた情報収集から、スケーリング・ルートプレーニングに至るまでの流れを段階的に解説。特に、グレーシータイプキュレットスケーラーの構造や操作技術について、模型を用いた実習を通じて理解を深めました。
第二部では、福岡医療短期大学歯科衛生学科講師・川㞍望先生による「基礎から学ぶシャープニングの実践力」の講演と実習が行われました。スケーラーの鋭利なカッティングエッジの重要性や、シャープニング技術の基礎知識、器材の使い方を確認した後、ダルスケーラーを用いた実習により「シャープ」と「ダル」の違いを体感。姿勢や把持法、手順を丁寧に練習し、臨床現場での不安解消につながる内容となりました。
参加者は復職支援13名、新人支援5名、スキルアップ支援12名の計30名。幅広い経験層に対応した実践的な研修で、参加者からは「自信を持って現場に戻れる」「技術の再確認ができた」との声が多く寄せられました。
今後も、現場に即した研修を継続的に提供してまいります。
2025.6.15(日)10:00~16:00