歯科衛生士研修支援センター令和6年度研修プログラム第8回研修会を開催しました。
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第8回研修会は、令和7年2月9日(日)午前10時より福岡医療短期大学303教室・診療実習室にて「OHI(oral hygiene instruction)を成功に導く資料作り」(参加者:復職支援6名、新人支援12名、スキルアップ2名、計20名)を開催しました。
講師は、(株)モリタ 磯合 聡先生による「口腔内スキャナーの現状と展望~スキャナーの取扱い~」、福岡医療短期大学 後藤 加寿子教授、井上 庸子講師による「口腔内写真撮影の基本テクニック~カメラの取り扱い~」と題して講義並びに演習を行いました。
口腔内写真は、歯科衛生過程における診断に必要となる重要な情報(視覚情報)のひとつです。この資料を基に介入計画を立案し、実施・観察、評価へと繋げていきます。また、口腔内スキャナーは、リアルタイムで3D画像を生成し、患者に視覚的に説明することができます。これにより、患者の理解と信頼を得やすくなることから患者教育(Oral hygiene Instruction)のモチベーションとしても活用できます。特に今回使用したスキャナー(TRIOS 5)は、高精度スキャン、感染対策、使いやすさ、患者とのコミュニケーション、効率的なワークフローが特徴で、より正確なデータ取得、安全な診療環境、患者の理解と信頼の向上が期待されます。
多くの参加者から、丁寧に教えていただいたのでスキャナーが使えるようになった、苦手なパソコンも楽しみながら使うことができた、と好評を得ました。
~~御 礼~~
福岡医療短期大学歯科衛生士研修支援センターの今年度最後のセミナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。今年度は、4月28日にキックオフセミナーを開催した後、患者の口腔機能を回復・維持するプログラムを中心にした8回のセミナーを企画し、延べ207名の参加者を得ました。皆様のご協力とご支援により、充実した学びの場を提供できたと思います。令和7年度も歯科衛生士の人材不足を解消するため、充実した研修プログラムを企画し、歯科衛生士の方が学びやすい環境を整え、復職希望や新人歯科衛生士のスキルアップに貢献したいと考えております。
是非、次年度のセミナーも引き続きご参加いただきますよう、心よりお待ち申し上げております。
2025.2.9(日)10:00~16:00